バルブロッカーを組み立てる前に、シリンダーブロックのサイドカバーを外し、カムシャフトの上にカムフォロアーとプッシュロッドを挿入しました。
下写真はエンジンメンテをする前の物ですが、まずブロックのサイドカバーを外し、カムシャフトの上にカムフォロアー挿入し、その上に空色矢印のプッシュロッドをヘッド側から落とし込む様に入れます。 なお、このエンジンのプッシュロッドは1本だけ下写真の様に欠けていましたので新品を購入交換しました。


その後、エンジンを分解した時のバルブロッカーをシンナーで清掃しエンジンに組付け、バルブクリアランス(冷時で0.3mm)の調整を行いました。
クリアランスの調整は出来たものの、「一度調整したと思っていた所を再度測定すると狂っていたり」と何となく安定感にかけました。

で、スプリングで配置されているバルブロッカーをずらし、シャフトを点検した所最大で0.3mmも摩耗していました。
早速イギリスに部品を注文。 1週間で到着しました。
既に組付けてあったバルブロッカーのサブアッセンブリーを取り外し、新しいシャフト(下写真の下側シャフト単体)と比較・点検。

ほぼ同じ様ですので、旧品の割ピンを外し、タペットやスプリングをシンナーで洗い摩耗状況等を点検しながら新たしいシャフトに一つひとつ移し替えていきます。

全て移し替えました。

下左写真の様に結構綺麗になりました。
又、旧シャフトの摩耗状況は下右写真の様です


で、バルブクリアランスの調整もスムース出来、やっとシリンダーヘッドの組み立てがほぼ完了しました。

エンジンのメンテは少しずつ進んで終わりに近づいて来ていますが、エンジンを入れる「ボディのエンジンルーム塗装」に取りかかって欲しいのですが! 塗装屋さん頑張って!